大型放射光施設 SPring-8

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SPring-8 セミナー先端シリーズ 健康科学・技術最前線 (第3回)

副題/演題 網膜、視神経障害と視覚再生
開催期間 2006年03月16日
開催場所 上坪講堂
主催 (財)高輝度光科学研究センター
形式 レクチャー(講演)
分野 生命科学
概要

近年、健康に対する意識の高まりのなか、健康に関連した科学・技術の発展の素晴らしさは、皆さんご存じの通りです。新しい健康科学・技術には、物理的技術と、生物学的技術のそれぞれの進展から生まれたものがあり、どちらにも革新的な進歩が見られます。本シリーズでは、両方面における新しい技術に着目し、それぞれの専門家の方をお招きして解説して頂きます。健康科学が現在どこに向かおうとしているか、それが社会的にどんなインパクトを持つのかを把握できるシリーズになると思います。

This talk will be given in Japanese.

日   時 : 2006年3月16日 16:00-17:00

講演者 : 不二門 尚 教授
所   属 : 大阪大学医学部感覚機能形成学(眼科兼担)

講演要旨
  感覚情報の80%を占める視覚は、網膜の視細胞で光情報が電気的な情報に変換され、これが網膜内層の神経細胞、視神経を経て脳に伝えられることにより知覚される。網膜、視神経は、中枢神経系に属するため、障害されると治りにくい。われわれは、これらの病気に対して、新しい画像診断技術を研究し、また治療では電気刺激を用いた方法(人工網膜を含む)を開発している。本講演では、天体望遠鏡のすばるで用いられている、補償光学を用いて、生体で視細胞を観察する技術、網膜の神経活動に伴う変化を、光の反射率の低下で捕らえる方法などを紹介したい。また、電気刺激により、網膜のグリア細胞から神経保護因子(IGF1)が放出され、網膜神経細胞の保護作用が得られる機構や、視細胞が障害された病気に対して行っている、人工網膜研究に関しても言及する予定である。

世話人 : 八木 直人(JASRI 利用研究促進部門 PHS: 3852)

今後のスケジュール

SPring-8セミナー先端シリーズについて:
「SPring-8セミナー先端シリーズ」は、SPring-8利用に結び付くような特定のテーマについて、外部から講演者を招いてシリーズ化して実施するものでSPring-8スタッフ等に将来的な放射光利用の共通認識を持つことを目的とする。

問い合わせ先 辻 雅樹、竹内やよい (財)高輝度光科学研究センター 研究調整部
0791-58-2730

spring8_seminar@spring8.or.jp
最終変更日 2006-04-08 15:52