大型放射光施設 SPring-8

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SPring-8/SACLA先端利用セミナー〜基礎編その2〜

開催期間 2022年05月10日 (火) 17時00分から06月28日 (火) 18時00分まで
開催場所 オンライン開催(Online /Webex EventsまたはZoom)
主催 公益財団法人高輝度光科学研究センター
後援 あいちシンクロトロン光センター(予定)
形式 普及・啓蒙(研修会)
概要

SPring-8/SACLAの先端的な利用に必要なX線に関する基礎知識を学べるオンラインセミナー(Webinar)です。放射光を用いて実験を行ない、結果を解析するには、測定原理を理解する必要があり、それにはX線物理学に関する知識が必須です。本セミナーでは、放射光の活用に不可欠なX線に関する基礎を学ぶのにも役立ちます。全7回で全体を網羅する構成となっておりますので、一括で登録して視聴してください。英語による再講演「Seminar8」は別途参加登録が必要です。登録できない方はこちら(申込方法欄)をご覧ください。SPring-8夏の学校・秋の学校の参加希望者は、ぜひ視聴するようお勧めします。

本セミナーはWebex EventsまたはZoomを使用しウェビナー形式で開催します。職場や学校等のセキュリティの設定状態により、接続できない場合がございます。予めご了承ください。


SPring-8/SACLA先端利用セミナー ~基礎編その2~

各開催日17:00~18:00(質疑による延長あり)


セミナー1 "This seminar will be repeated in English in Seminar8"
5月10日(火)17:00~18:00(質疑による延長あり)
講演者:八木 直人(高輝度光科学研究センター)
題名:「ガイダンス:X線と物質の相互作用概説」
要旨:本セミナーシリーズのイントロとして、放射光実験の基礎となるX線と物質の相互作用について、なるべく高校物理の範囲内で解説します。物理系の方たちには易しすぎる内容ですが、X線物理学の入門セミナーだと思って聞いてください。
セミナー1は終了しました。

セミナー2
5月17日(火)17:00~18:00(質疑による延長あり)
講演者:藤原 明比古 先生(関西学院大学)
題名:「X線回折」
要旨:物質の性質を理解するうえで、原子配列は、最も基本的、かつ、重要な情報の一つです。本講義では、回折・散乱現象の基礎から出発し、原子によるX線の回折・散乱、回折・散乱実験による原子配列の解析について概観します。
セミナー2は終了しました。

セミナー3
5月24日(火)17:00~18:00(質疑による延長あり)
講演者:八木 直人(高輝度光科学研究センター)
題名:「非結晶X線回折散乱」
X線で構造解析が可能なのは、結晶だけではありません。周期性に乱れのある結晶、一方向にだけ整列している物質、さらには溶液中のように全く規則性なしに分子が分布している場合でも、X線の散乱を測定することによって分子の構造を調べることが 可能です。その方法の基本的な考え方を説明します。
セミナー3は終了しました。

セミナー4
5月31日(火)17:00~18:00(質疑による延長あり)
講演者:田渕 雅夫 先生 (名古屋大学)
題名:「X線吸収分光I」
要旨:X線領域の分光測定(X線の波長/エネルギーが違うと物質による吸収がどの様に変化するかを見る測定)は、物質を構成する原子の化学的な状態(価数や電子軌道の状態)や構成原子周りの局所的な構造(周辺にある原子までの距離や数)を調べられる貴重な測定です。また、その測定にはX線の領域で連続的に波長/エネルギーが異なる光を必要とするため放射光源の恩恵を最も受けている測定とも言えます。本セミナーでは、X線吸収分光測定について、吸収の変化がなぜ起こって、なぜそこから物質の状態に関する情報が読み取れるのかということにまでさかのぼりつつ、測定方法などにも言及しながらX線吸収分光測定についての全般的な理解が得られるようにしたいと思っています。
セミナー4は終了しました。

セミナー5
6月7日(火)17:00~18:00(質疑による延長あり)
講演者:田渕 雅夫 先生 (名古屋大学)
題名:「X線吸収分光II」
要旨:X線領域の分光測定(X線の波長/エネルギーが違うと物質による吸収がどの様に変化するかを見る測定)は、物質を構成する原子の化学的な状態(価数や電子軌道の状態)や構成原子周りの局所的な構造(周辺にある原子までの距離や数)を調べられる貴重な測定です。また、その測定にはX線の領域で連続的に波長/エネルギーが異なる光を必要とするため放射光源の恩恵を最も受けている測定とも言えます。本セミナーでは、X線吸収分光測定について、吸収の変化がなぜ起こって、なぜそこから物質の状態に関する情報が読み取れるのかということにまでさかのぼりつつ、測定方法などにも言及しながらX線吸収分光測定についての全般的な理解が得られるようにしたいと思っています。
セミナー5は終了しました。

セミナー6
6月14日(火)17:00~18:00(質疑による延長あり)
講演者:竹内 晃久(高輝度光科学研究センター)
題名:「X線イメージング」
要旨:Ⅹ線の高い透過力を利用した、非破壊顕微イメージング計測に関する基礎を学んでいきます。
レントゲン、医療CTに代表されるⅩ線イメージングにはX線の最大の特徴の一つである直進性が利用されます。一方で、マイクロ・ナノの世界を覗くにはX線の曲進性・波動性を意識する必要があります。
本セミナーではこれらの二面性を意識しつつ、 Ⅹ線マイクロ・ナノイメージングを理解する上での基礎を学ぶことを目的とします。
セミナー6は終了しました。

セミナー7
6月21日(火)17:00~18:00(質疑による延長あり)
講演者:横谷 尚睦 先生(岡山大学)
題名:「光電子分光」
要旨:物質にエネルギーの高い電磁波を当てたとき、物質中の電子が飛び出してくる現象を光電効果、そして飛び出してくる電子を光電子と呼びます。この現象を応用したのが光電子分光という実験手法です。エネルギーの決まった放射光を測定試料に照射し、光電効果により試料外部に飛び出してくる光電子の強度のエネルギー分布(スペクトル)を測定します。スペクトルは、試料の構成元素の種類や量を調べたり、試料の示す特性の発現機構を理解するために用いられます。本セミナーでは、光電子分光とはどのような実験手法なのか、どのような実験結果が得られるのか、得られる結果からどのようなことがわかるのかについて、平易な解説を試みます。
セミナー7は終了しました。

Seminar 8 (in English)
June 28th (Tuesday) 17:00~18:20
Lecturer: Naoto Yagi (JASRI)
Tile: "Introduction to Interactions of X-ray with Matter"
Abstracts: This is a repeat of Seminar 1 in English. Interactions of X-ray with matter, which are fundamentals of SR experiments, are explained using basic physics. This seminar may be too easy for physicists, but it is meaningful to review physics from the viewpoint of X-ray.
セミナー8は終了しました。

申込方法

参加費:無料
参加登録方法:セミナーの参加登録は終了しました。

問い合わせ先 SPring-8/SACLA先端利用セミナー事務局 (公財)高輝度光科学研究センター  利用推進部 辻本
0791-58-2785
0791-58-2786
jasri-event@spring8.or.jp
最終変更日 2022-07-05 09:37